土地家屋調査士の仕事に「境界確定測量」というのがあります。
境界を確定するには、依頼のあった土地に接する土地の所有者にも現地に来ていただいて、境界立会をしてもらわないといけません。
そのお願いをしに所有者のお宅に伺うのですが、いつもドキドキしながら行くのです。
知らない人のところへ突然、”隣の人が境界を決めたいから来てください”とお願いするのですから、すごく怪しまれることも。
”宗教の勧誘かと思った”と疑った人(^_^;)
”うちの土地をなにするんや!”と早とちりして怒鳴りだす人(何もしません・・・)
依頼主と仲が悪いのか”頼みたいなら○○が来い!”と戸をぴしゃりと閉める人((+_+))
先日お願いしに行ったお宅の方と話していたときに
”立会のお願いするのっていつも緊張するんですよ、怪しい人とかって思いませんでした?”
と聞いたら
”あなた初めてうちに来られた時にね、恐る恐る話されたでしょ。人を騙そうとする人はそういう態度じゃないもの”
と言われました。
最初から信用していただいたんだなーととてもうれしくなりました。
無理に作らず自分のままで人に話しかけるのが一番だと感じました。
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谷口 暁美 (日曜日, 22 3月 2015 14:46)
こんにちは、またまた おじゃまいたします。 「境界確定」と呼びます?当方は、立会いを求めるときは「境界確認のお願い」とタイトルしてまず文書を送付します。それ以前に現地測量などで大抵は隣接の方々と面識ができていますが、改めて、土地の所有権者に送付します。立会い日に雨が降って、「こんな雨の中失礼やないか!」と怒鳴られた事があります。理不尽さに涙が込上げますが、依頼人のため、ガマンガマン。笑顔で「すんません。おてんとさんにゆうとくなはれ。」とボケた事もあります。
ところで、立会い日は休日を選んでいますか? 民と民の立会いだけならお互いに候補日を挙げていただいて調整もできるんですが、官地(あっ、うち滋賀県大津市なんです。)との境界がある場合は、(大津市が)平日を指定してくる事が多いです。
せめて、「休日を…」とNPOの理事長の立場で何度か市に申し入れをします(NPOは、市民の声を代表できるのです)と、以前は、「私達が休日に動くと、税の無駄遣いと言われる」とかなんとか言っていたのですが、ようやく対応するようになってきました。
さらに、「官地との境界に自治会の同席を求めているのも、自治体なので、その辺はきちんと(市の)担当者から説明してください。」とNPOからお願いしましたら、一部の担当者はできるようになってきました。 <市民の声>は強いですね。
阿部照子 (水曜日, 25 3月 2015 16:37)
大津市の場合は自治会の方も立会いに同席しないといけないんですね。
敦賀市だとそれはないので、道路などの官地は平日立会いですね。
お客さんや隣接の方(一般の方)の都合で休日にするときもありますけど、その時に合わせてお役所の方に出てもらうことはないです。
所有者が年配の方だったりと、平日でもOKという方も多いです(*^_^*)